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The Royal Danish Ballet 
え~っと、今日はもう焦っても足掻いても明後日締め切りの仕事はできないので(理由は下の記事参照のこと)、まだアップしてなかった記事を仕上げちゃおうと思います。

ほとんどの方はもうご存知と思いますが、Dance Cubeによると、夏のエトワール・ガラの演目にひとつ変更があるそうで、シルヴィア・アッツォーニとイリ・ブベニチェクは『ラ・シルフィード』ではなく『人魚姫』を踊ることになったそうです。 ん~、この『ラシル・・』はかなり楽しみにしていたので、私としては残念だな。
http://www.chacott-jp.com/magazine/topics/66_6.html

さて、ノイマイヤーの『人魚姫』は、デンマーク・ロイヤル・バレエに振り付けられたものですよね。

というわけで、、デンマーク・ロイヤルの話。

 ・・・の前に、

日本では「デンマーク・ロイヤル・バレエ」と表記されますが、英文では「The Royal Danish Ballet」(ロイヤル・デイニッシュ・バレエ)なんですね~。 デイニッシュ→デニッシュ=デニッシュ・パンになってしまうからかしらん。 (^▽^)


あ~・・・・


デンマーク・ロイヤルといえばブルノンヴィル。 対外的には彼らもそれを強く意識していると思いますし、前回の来日公演でも持ってきたのは『ラ・シルフィード』と『ナポリ』だったし、来年5月の来日公演でも『ナポリ』を持ってきますよね。 でも、それ以外の面ってほとんど紹介されていない感もあり、そもそも私はデンマーク・ロイヤルについてはほとんど知りません。 で、やっぱり本国でもブルノンヴィルがレパートリーの大半を占めてるのかしら~と先日ヤボ用でサイトを訪れた際に調べてみたら、これが意外!と言っちゃぁ失礼ですが、やっぱり私にとっては意外!でした。

秋からの2008-2009シーズンのラインナップはこんなに新作揃いで現代的です:

http://www.kglteater.dk/Forestillinger/Ballet/Ballet_08_09.aspx

Silk and Knife (chor. Jiří Kilián/music Mozart, Vivaldi, Pergolesi, Tchaikovsky, Schubert, etc. )
Giselle (chor. Nikolaj Hübbe and Sorella Englund/music Adam) *premiere
Teddy Goes Ballet! (chor. Thomas Lund/music Aske Bentzon, etc./脚本 Katrine Hauch-Fausbøll ) *premiere * 子供向けバレエで、テレビ・キャラクターのテディ・ベアがキャラ友達と一緒にバレエを踊る! 気ぐるみでかしらん?
Othello (chor. Louise Midjord/music Zaki Youssef ) *premiere
Cinderella (chor. Tim Rushton/music Sergei Prokofiev ) *premiere
Onegin  (chor. John Cranko/music Piotr Tchaikovsky)
The Nutscracker (chor. Kenneth Greve/music Piotr Tchaikovsky)
Romeo and Julliet (chor. John Nuemeier/music Sergei Prokofiev)
B for Balanchine Symphony in Three Muvements/La Sonnambula/Symphony in C (chor. George Balanchine/music Stravinsky, V. Rietti after Bellini, Bizet)
Don Quixote (chor. Alicia Alonso/music Ludwig Minkus)
Director's Choice 新作 (chor. Jacopo Godani), The Wanderes (chor. Christopher Wheeidon), Minus 7 (chor. Ohad Naharin)

このほか、シーズンを通して招聘公演もあります:
Uppercut Dance Theatre Universe (chor. Sean Curran/music Middle East Peace Orchestra)
クルベリ・バレエ Aluminium and As If (chor. Mats Ek and Johan Inger)
リヨンオペラ座 Limbs Theorem (chor. William Forsythe/music Thom Willems)
The Pantomime Theatre in Tivoli The Tinderbox (chor. Dinna Bjørn )
ネザーランド・ダンス・シアター Tar and Feathers (chor. Jirí Kylián)/Silent Screen (chor. Lightfoot León)


今シーズンは既に終了してるみたいですが、傾向にはさほど変わりはないです。 ただ、芸術監督がフランク・アンダーソンからニコライ・ヒュッベに変わるので、思いっきりバランシンを入れてきたり、ジゼルの改訂版を手がけていたりしますね。 あとブルノンヴィルが消えてますが、でも来日公演には持ってきますので。
* ちなみに、8月9日と10日にはバレエ団の北京公演があって、『ラ・シルフィード』と『ナポリ』を上演するそうです~。([dansomanie情報])

サイトには2005-2006シーズンまでのラインナップが掲載されていて(Galleryあり)、振付家はブルノンヴィルはもちろんのこと、クランコ、マクミラン、ノイマイヤー、キリアン、ドゥアト、ウィールドンなどメジャーなところは網羅していますし、ティム・ラシュトン(コボーが彼の『牧神の午後』を踊ってます。)の名前も入っています。 また、振付家の育成にも力を入れている様子で、Kenneth GreveやThomas Lund(来月井上バレエ団に客演予定)は、ここのプリンシパル・ダンサーです。

こうしてみると、ものすごく精力的な活動をしているバレエ団ですよね~。 前回の来日時には『ナポリ』だけ観たのですけど、「マイペースなバレエ団」という印象だったのですが(実力的にはちょっと弱いかな、と。)、この間に時を経てずいぶん変わったってことなんでしょうか。 来年5月の来日公演が、楽しみになってきました~♪ (私としては何よりノイマイヤーの『ロミオとジュリエット』の全編が見られるのが嬉しい!)

カンパニーのサイトは北欧モダニズムな雰囲気で充実していて見やすいです。 英語もあるし、写真満載(Galleryを見てね!)なので、ご興味ある方は探検してみてくださいまし~。
http://www.kglteater.dk/

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